※僕と長男の間では、虎次郎(コジロウ)→ジロウ→ジロスと呼び方が変化して呼んでいるので、このタイトルになりました。
ゲームを最短でクリアしようとするような、機転が利いて要領の良い長男とは逆に、ドン臭く地道にひたすらレベルアップを続けるタイプの次男坊。
それだけに、小さい頃からガッツはありました。
よく3人で少年漫画の「NARUTO(ナルト)」ごっこをして遊んでも、次男の決めた忍道は「諦めない」でした。
とにかく泣かない。
痛いくらいでは、そうそう泣かない。
小学3年生くらいの時に3人で自転車で川沿いをサイクリングしていて、砂利道の下り坂で派手に転んで、ヒザをがっつり擦りむいて血がいっぱい出ても泣かない。こらえる。
とりあえず川の水で洗う。
アスレチックで丸太に顔面を直撃して、唇を切って血まみれになっても泣かない。
そのあとのバーベキューもがっちり食べる。
大人でも泣いてしまう程のケガを耐える度に僕と長男は大爆笑&大絶賛です。
「コジロウ本当にすげえ!また勲章が増えたな!!」
誰もが最初から強い訳でも痛く無い訳でもありません。
僕はいつも二人に「男はガマン!」といって、泣くべきじゃ無いときに笑っている事を褒め称えてきたからかもしれません。
時には子供たちを叱るときもありましたが、その最中でも泣くことは許しません。
今は話を聞くときですから。
そして説教が終わり、子供たちが納得したら、「よし、もうこの話はおしまい!」といって二人を抱きしめます。そのとき初めて号泣して良いのです。
ひとしきり泣き終わったら、「じゃあ、あとはニコニコ顔だ!」と言って普段に戻らせます。
泣くべき時、泣いて良い時がどういう時かも伝えてきました。
感動の映画(主にドラえもん)を観た時や、嬉しかった時、そんな時に泣ける事を素敵な事だと伝えました。
早くに離婚をしてしまったせいで、子供たちには寂しい思いや悲しい思いもさせたと思います。
でもそのことで、僕はより一層
“父親になるためにどうすれば良いか。”
“子供たちに何を伝え、何を残すべきか。“
ということを彼らが小さいころからいつも考えてました。
別れた奥さんが再婚したときに、もう子供たちには会わないことにしようって決めた事もありました。
子供たちにとって大きすぎる僕の存在が、新しい父親と上手く行かない原因になってしまわないように。
何を犠牲にしても子供たちの笑顔だけは守りたい。
そう思って決意しました。
(結果、すぐに離婚したので、また会える事になったのですが・・。めでたし。)
こんなスーダラなオジサンになってしまった僕ですが、
きっと彼らはもっとイカした大人になるって信じてます。
ということで、人情派のバイオンマネジメントをこれからも宜しくお願い致します。
おしまい。