先日、とある物件の法人オーナーの担当者さんに言われた一言です。
普段の僕なら「まあ、ほぼ間違いないと思いますよ。」と答える所だが、今回ばかりは僕もそうスンナリとは言いたくない事情がありました。
遡ること1週間前に、その物件に申し込みが入り、オーナーさんからも承諾を頂き、双方に契約書の雛型をチェックしてもらい、あとは契約日を決めるだけという所まで進んでいた話でした。
しかし突然オーナーさんから信じがたい一言が・・・。
「定期借家にしてもらえますか?」
「定期借家」とは、あらかじめ契約期間の決められた契約の事です。
ん?普通、不動産の契約って契約期間きまってるじゃん?とお思いでしょう。
一般的な「普通借家」契約にも2年とか3年の契約期間は有ります。
でも、この「普通借家」は契約の更新が可能で、よっぽどの理由が無い限り、大家さんからの「更新拒絶(更新させないよ~ん)」は出来ないのです。
だから借主さんは安心して住み続けられる。
ところが「定期借家」は原則として期間満了で退去しなければいけません。
もっとも、再契約してそのまま住み続けられるケースも多いのですが・・・。
よく、海外に転勤している間だけ自分の持っているマンションを賃貸に出したい場合や、近い将来に建て替えの予定が有る場合などはこの「定期借家」を使います。
ところが今回の場合はお客様の業種は飲食店。
内装費用をたくさんかけて、3年で「はい、出て行って下さい。」って訳にはいきません。
オーナーさんは「再契約も可能ですから。」と言いますが、建物を売却して所有者が変わったら、「そんなもの知らんわい。出て行ってくれ!」と言われるかもしれないでしょ。
何でですか?と聞いたら。
「地震が来たら困るから。」
いやいや、他のフロアも全部「普通借家」だし、天災・地変で建物が無くなったら契約も消滅しますよ。と言った所で話にならない。
そんな事より、平気で後出ししてくる大家さんだと思われて不信がられますよ・・。
とはいえ所詮は担当者。
契約期間を6年に延ばしてもらう事を条件になんとかお願いしてみてくれと懇願され、渋々お客さんに無理を承知で話してみると、
やはり
「嫌です。」
というやり取りが今日の朝まで続いていたあげくの
「この契約は100%大丈夫なのですか?」です。
%を下げているのはどなたでしょう?
そもそも賃貸契約において、契約金の入金が有ったとしてもまだ90%。
さらに署名・捺印をしてもらったとしてもまだ98%。
鍵を引き渡して初めて100%なのです。
それまではキャンセルされる可能性はあるのです!
それを「じゃ、今の段階で契約日はいつの予定ですか?」
『は?8月1日からの契約開始ですから、7月31日までには。としか申し上げられませんが。何か。』
「壊れているエアコンを29日に交換する予定なので、決まらないと困るのです。」
『え?契約金でエアコン交換するんですか?』
「いや、そういうわけではございません。」
『壊れているなら、交換しておいても問題ないですよね?』
「ちゃんとした状態で引き渡したいので。」
『お気持ちは分かりますが、つい先ほどに定期借家か普通借家かのご返答を頂いたばかりですから。その話が無ければもっと早く契約出来てましたよ。そこは考慮していただかないと。本当に話壊れちゃいますよ。』
という感じのやりとりになっちゃいました。
先が思いやられます^^;
普段の僕なら「まあ、ほぼ間違いないと思いますよ。」と答える所だが、今回ばかりは僕もそうスンナリとは言いたくない事情がありました。
遡ること1週間前に、その物件に申し込みが入り、オーナーさんからも承諾を頂き、双方に契約書の雛型をチェックしてもらい、あとは契約日を決めるだけという所まで進んでいた話でした。
しかし突然オーナーさんから信じがたい一言が・・・。
「定期借家にしてもらえますか?」
「定期借家」とは、あらかじめ契約期間の決められた契約の事です。
ん?普通、不動産の契約って契約期間きまってるじゃん?とお思いでしょう。
一般的な「普通借家」契約にも2年とか3年の契約期間は有ります。
でも、この「普通借家」は契約の更新が可能で、よっぽどの理由が無い限り、大家さんからの「更新拒絶(更新させないよ~ん)」は出来ないのです。
だから借主さんは安心して住み続けられる。
ところが「定期借家」は原則として期間満了で退去しなければいけません。
もっとも、再契約してそのまま住み続けられるケースも多いのですが・・・。
よく、海外に転勤している間だけ自分の持っているマンションを賃貸に出したい場合や、近い将来に建て替えの予定が有る場合などはこの「定期借家」を使います。
ところが今回の場合はお客様の業種は飲食店。
内装費用をたくさんかけて、3年で「はい、出て行って下さい。」って訳にはいきません。
オーナーさんは「再契約も可能ですから。」と言いますが、建物を売却して所有者が変わったら、「そんなもの知らんわい。出て行ってくれ!」と言われるかもしれないでしょ。
何でですか?と聞いたら。
「地震が来たら困るから。」
いやいや、他のフロアも全部「普通借家」だし、天災・地変で建物が無くなったら契約も消滅しますよ。と言った所で話にならない。
そんな事より、平気で後出ししてくる大家さんだと思われて不信がられますよ・・。
とはいえ所詮は担当者。
契約期間を6年に延ばしてもらう事を条件になんとかお願いしてみてくれと懇願され、渋々お客さんに無理を承知で話してみると、
やはり
「嫌です。」
というやり取りが今日の朝まで続いていたあげくの
「この契約は100%大丈夫なのですか?」です。
%を下げているのはどなたでしょう?
そもそも賃貸契約において、契約金の入金が有ったとしてもまだ90%。
さらに署名・捺印をしてもらったとしてもまだ98%。
鍵を引き渡して初めて100%なのです。
それまではキャンセルされる可能性はあるのです!
それを「じゃ、今の段階で契約日はいつの予定ですか?」
『は?8月1日からの契約開始ですから、7月31日までには。としか申し上げられませんが。何か。』
「壊れているエアコンを29日に交換する予定なので、決まらないと困るのです。」
『え?契約金でエアコン交換するんですか?』
「いや、そういうわけではございません。」
『壊れているなら、交換しておいても問題ないですよね?』
「ちゃんとした状態で引き渡したいので。」
『お気持ちは分かりますが、つい先ほどに定期借家か普通借家かのご返答を頂いたばかりですから。その話が無ければもっと早く契約出来てましたよ。そこは考慮していただかないと。本当に話壊れちゃいますよ。』
という感じのやりとりになっちゃいました。
先が思いやられます^^;