先日ご契約頂いたお客様から「ブログ見てますよ^^」と言われ、嬉しかった反面、ちゃんとした内容書かなきゃ・・・。と少し反省もしました。
しかも今まさに引越しシーズン!!
せめてこの時期くらいは不動産屋っぽいブログを書こうじゃないか!!
ということで、タイトルにもある通り「入居審査の通し方」を伝授しましょう。
・・と言っても「通し方」というくらいですから入居者さんが出来ることは限られており、不動産屋の手腕にかかってくる場合が多いのです。
雑な営業マンども、見ていたらよく読んで勉強するように!!
まずは基本的な事からですが
○借りられる家賃の目安は?
→ざっくり言うと給料の3分の1までが目安です。またはボーナスを含めた税込み年収を12で割って、その金額の3分の1までが一つの基準と言われています。
※あとは飲食店なら「食費がかからないので」とか他の業種だと「家賃補助が2万円出るので」などの理由も考慮に入れてもらえるので、僕はここを上手く使います。
※源泉徴収票を提出するよう言われる場合もあります。
○勤務先について
→かなり重要です。当然大きな会社や固い業種に従事している人は信頼度も高いし、勤続年数も長いほうが印象が良いです。不動産会社は審査の時にインターネットで会社の内容を調べることが多いです。
※健康保険証を提出するよう言われる場合もあります。
○連帯保証人について
→これまた重要で、この人の内容がしっかりしていれば審査に通る可能性がグーンとアップします。最近は保証人に代わって「保証会社」に加入することを必須条件としている管理会社や大家さんも多いです。(家賃の取りっぱぐれが無いからね)
ただ、ここにも審査があり、保証会社によって審査の厳しいところと緩いところがあります。
とまあ、ここまでは基本編なので、雑な営業マンでも当然知ってますし、上記の内容がしっかりした方ならば、ウエルカムで審査も通ることでしょう。
が、しかし、水商売の人だって風俗嬢だって家は必要なのです!反社会組織でも無いのに、ちゃんと家賃だって払えるし迷惑だってかけないのに借りられる部屋が無いなんてヒドすぎます!当然訳ありの人だってたくさん部屋探しに来ます。
ここからが我々不動産業者の腕の見せどころです。
とはいえ、世の中にある「アリバイ会社」なる勤務先や勤務実績を証明する会社を使って下さいとは言えません。それは虚偽の申し込みです。
(まあ、そういう人は横のネットワークでそういうやり方を知っているので、不動産屋に行く前に「アリバイ会社」に登録してから探しに来るので、気づかないフリをしてあげますが)
まずは物件選びからです。大手の管理会社さんが持っている物件というのは、一般的には審査が厳しい傾向にあります。
さらに保証会社加入必須の物件が多いので、審査のハードルが上がります。
一方、我々のような街場の不動産業者が元付け業者の場合は、比較的審査が緩く、義理人情が通じる世界です。
お客さんの内容はもとより、連れて行く不動産業者の態度や身なり、言葉使いなども影響してきます。
僕くらいになると、募集図面を見ただけで、その元付け業者がどういう性格かだいたい想像が付きますから、「うん、ここは多分通してくれる!」と確信してお客さんを案内します。
そしてさらにその確率を上げる為に、申し込み時に申込書と身分証明書のコピーの他に、「お申し込み者様について」というレポートを提出します。
この人がどういう人で、どういう事情でお引越しすることになり、こんな夢があって、保証人さんはこういう人です。みたいなものをA4にまとめて添付します。
そうすると、管理会社さんやオーナーさんも「なるほど、こういう人で、この不動産業者がここまでプッシュするなら。」と、安心してくれるのです。
たしかに手間もかかるし、お客さんとのコミュニケーションも必要なので大変かもしれませんが、そこまでやって初めてリピートや紹介に繋がる仕事だと思ってます。それに、また一から物件探すよりよっぽど楽です。
アリバイ会社を使ったところで、社会保険証を提出しろと言われたらすぐにバレます。
(源泉徴収票や在籍証明なんてのは簡単に作れますけどね)
当然、我々はどこの保証会社は通り易いとかも知っておく必要があるとは思います。
でも、なんだかんだ言っても最終的には人柄です。これに尽きます。
大家さんも不動産屋さんも、ちゃんと家賃払ってトラブルを起こさない人が良いんです。
勤務先だって変わっちゃうかもしれないし、年収だって下がっちゃうかもしれない。
でも良い人は絶対に不義理はしません。だからうちの大家さんはみんな「竹内さんが良い人だって思うなら、その人でいいよ。」って言ってくれます。
プレッシャーも有りますが、不動産屋冥利に尽きます。だから僕もその信頼に応えるために、何か有ったときはすぐに対応して丸く収めます。
とまあ長々書きましたが、お客さんにはあまり為にならなかったですかね・・。^^;
ここに書けない事も多いので、それは実際ご来店したときに^^v
では為になるバックナンバーはこちら。バイバーイ!!(ザ・クレーターの菊さん風)
2013年7月31日のブログ「仲介手数料の話」
8月7日のブログ「(ゲスな)不動産屋の見分け方」
8月13日のブログ「カギの交換費ってどう思います?」
10月2日のブログ「退去時のクリーニング費用は誰が払うの?」
10月16日のブログ「オトリ物件の作り方」
11月6日のブログ「更新料について」
2014年2月19日のブログ「解約予告期間って何?」
しかも今まさに引越しシーズン!!
せめてこの時期くらいは不動産屋っぽいブログを書こうじゃないか!!
ということで、タイトルにもある通り「入居審査の通し方」を伝授しましょう。
・・と言っても「通し方」というくらいですから入居者さんが出来ることは限られており、不動産屋の手腕にかかってくる場合が多いのです。
雑な営業マンども、見ていたらよく読んで勉強するように!!
まずは基本的な事からですが
○借りられる家賃の目安は?
→ざっくり言うと給料の3分の1までが目安です。またはボーナスを含めた税込み年収を12で割って、その金額の3分の1までが一つの基準と言われています。
※あとは飲食店なら「食費がかからないので」とか他の業種だと「家賃補助が2万円出るので」などの理由も考慮に入れてもらえるので、僕はここを上手く使います。
※源泉徴収票を提出するよう言われる場合もあります。
○勤務先について
→かなり重要です。当然大きな会社や固い業種に従事している人は信頼度も高いし、勤続年数も長いほうが印象が良いです。不動産会社は審査の時にインターネットで会社の内容を調べることが多いです。
※健康保険証を提出するよう言われる場合もあります。
○連帯保証人について
→これまた重要で、この人の内容がしっかりしていれば審査に通る可能性がグーンとアップします。最近は保証人に代わって「保証会社」に加入することを必須条件としている管理会社や大家さんも多いです。(家賃の取りっぱぐれが無いからね)
ただ、ここにも審査があり、保証会社によって審査の厳しいところと緩いところがあります。
とまあ、ここまでは基本編なので、雑な営業マンでも当然知ってますし、上記の内容がしっかりした方ならば、ウエルカムで審査も通ることでしょう。
が、しかし、水商売の人だって風俗嬢だって家は必要なのです!反社会組織でも無いのに、ちゃんと家賃だって払えるし迷惑だってかけないのに借りられる部屋が無いなんてヒドすぎます!当然訳ありの人だってたくさん部屋探しに来ます。
ここからが我々不動産業者の腕の見せどころです。
とはいえ、世の中にある「アリバイ会社」なる勤務先や勤務実績を証明する会社を使って下さいとは言えません。それは虚偽の申し込みです。
(まあ、そういう人は横のネットワークでそういうやり方を知っているので、不動産屋に行く前に「アリバイ会社」に登録してから探しに来るので、気づかないフリをしてあげますが)
まずは物件選びからです。大手の管理会社さんが持っている物件というのは、一般的には審査が厳しい傾向にあります。
さらに保証会社加入必須の物件が多いので、審査のハードルが上がります。
一方、我々のような街場の不動産業者が元付け業者の場合は、比較的審査が緩く、義理人情が通じる世界です。
お客さんの内容はもとより、連れて行く不動産業者の態度や身なり、言葉使いなども影響してきます。
僕くらいになると、募集図面を見ただけで、その元付け業者がどういう性格かだいたい想像が付きますから、「うん、ここは多分通してくれる!」と確信してお客さんを案内します。
そしてさらにその確率を上げる為に、申し込み時に申込書と身分証明書のコピーの他に、「お申し込み者様について」というレポートを提出します。
この人がどういう人で、どういう事情でお引越しすることになり、こんな夢があって、保証人さんはこういう人です。みたいなものをA4にまとめて添付します。
そうすると、管理会社さんやオーナーさんも「なるほど、こういう人で、この不動産業者がここまでプッシュするなら。」と、安心してくれるのです。
たしかに手間もかかるし、お客さんとのコミュニケーションも必要なので大変かもしれませんが、そこまでやって初めてリピートや紹介に繋がる仕事だと思ってます。それに、また一から物件探すよりよっぽど楽です。
アリバイ会社を使ったところで、社会保険証を提出しろと言われたらすぐにバレます。
(源泉徴収票や在籍証明なんてのは簡単に作れますけどね)
当然、我々はどこの保証会社は通り易いとかも知っておく必要があるとは思います。
でも、なんだかんだ言っても最終的には人柄です。これに尽きます。
大家さんも不動産屋さんも、ちゃんと家賃払ってトラブルを起こさない人が良いんです。
勤務先だって変わっちゃうかもしれないし、年収だって下がっちゃうかもしれない。
でも良い人は絶対に不義理はしません。だからうちの大家さんはみんな「竹内さんが良い人だって思うなら、その人でいいよ。」って言ってくれます。
プレッシャーも有りますが、不動産屋冥利に尽きます。だから僕もその信頼に応えるために、何か有ったときはすぐに対応して丸く収めます。
とまあ長々書きましたが、お客さんにはあまり為にならなかったですかね・・。^^;
ここに書けない事も多いので、それは実際ご来店したときに^^v
では為になるバックナンバーはこちら。バイバーイ!!(ザ・クレーターの菊さん風)
2013年7月31日のブログ「仲介手数料の話」
8月7日のブログ「(ゲスな)不動産屋の見分け方」
8月13日のブログ「カギの交換費ってどう思います?」
10月2日のブログ「退去時のクリーニング費用は誰が払うの?」
10月16日のブログ「オトリ物件の作り方」
11月6日のブログ「更新料について」
2014年2月19日のブログ「解約予告期間って何?」