さて、引っ越しシーズンに為になる情報をお届けする、この再放送月間。
「リメイク」と言い方を変えるとちょっとカッコいい事に気づきました。
では、どうぞ!
みなさんも耳にしたことが有りませんか?この言葉。「釣り物件」とも言いますね。
素敵な響きです。甘い罠の香りがします。
簡単に言うと
「実際には貸せない物件」「架空の物件」「とっくに契約になっている物件」等です。
目的は来店させる事です。
そこには様々なテクニックがありますので、ここで勉強しましょう。
いずれも業者間には情報を出しません。(出せません)エンドユーザーのみに公開されるサイトにのみ掲載します。
パターンとしては、
1. 以前募集していて人気だった物件を、とっくに入居しているのにもかかわらず、まだ空室で募集し続ける。(悪質度30%)
※空き予定として募集するのがポイント。現地を見に行かれて、人が住んでいても言い訳できますからね。
2. 実際、空室として存在している物件を大家さんに内緒で家賃を下げて募集する。(悪質度20%~50%)
※ケースバイケースですね。その賃料が実は大家さんが下限値として考えていて、不動産屋に伝えている場合も有りますからね。でも勝手にやっている場合はダメですね。
3. 物件自体は存在するが、入居中で空室予定の無い部屋。それをさらに家賃も激安にして掲載する。(悪質度80%)
※1.の悪質バージョンです。ただし効果はバツグンと言わざるを得ないでしょう。
しかし、実際来店させたところで、そんな夢のような物件は世の中には無いわけですから、対応する営業マンは上手な言い訳と頭を切り替えさせるテクニックが必要です。
4. 完全に架空の物件を創りだす。(悪質度100%)
※まさにクリエイティブな才能が必要な技です。どこかの物件の外観写真と図面を組み合わせて、住所を伏せて、激安な賃料で募集する。まさに匠のなせる技です。
そして対応する営業マンにも熟練の技術が要求されます。どんな質問が来ても即座に応え、その上で引越しという本来の目的に頭を切り替えさせなければいけません。
他にも有るのでしょうが、僕が知っているのはこんなもんです。
それでは、次にオトリ物件の見分け方を勉強しましょう。
1. 極端に安すぎる。
→周辺相場とかけ離れている物件は怪しむべし。事故物件なんてそうそう無いですし告知義務がありますから。
2. 「定期借家1年」(1年間しか住めない)みたいな条件が付いている。
→「海外在住のオーナーさんが帰って来るまでの間」という可能性もありますが、可能性としては低いです。
3. とにかく営業マンが「ご来店下さい」しか言わない。
→細かい事を聞くと、しどろもどろになったりする。
4. 「現空」と書いてあるのに、物件で待ち合わせするのを極端に嫌がる。
→これはオトリ物件に限りませんが、現地で逃げられてしまう可能性があるからでしょうね。
こんな所でしょうかね・・。ただ、極まれに本当にに貸せる物件があったりするので、その時はラッキーだと思いましょう。
何を隠そう僕も以前居た会社でやらされてました。対応もまあまあ上手な方でした。
(当然、上記の全パターンに対応できます^^v)
ご丁寧にロープレまでやらされましたからね。今でもやっているのでしょうかね?
オトリ物件を打つ(掲載する)ことを全否定するつもりも有りませんが、せめて来店してくれたお客さんに誠意をもって部屋探しをしてあげて下さいね。各業者さん。
・・・少しは為になりましたでしょうか?(他社からのガヤは受け付けません^^v)
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