敏腕の事業用不動産業者らしいタイトルですね。
春から事業用不動産の会社に就職が決まっている大学生は読むと為になるから、読むように。
さて、みなさんのご家庭の電気料金は、電力会社と直接契約をして、電力会社から直接請求が来ている事かと思います。
でも、オフィスビルやテナントビルの多くは、大家さんがビル一棟分を一括で電力会社と契約してたりします。
では、各部屋(階)の電気代はどうなるの?というと
大家さんから各部屋の借主に請求する形になります。
そしてその電気代の計算の仕方は、フリーダーム!!!
大家さんが決めて良いのです!
これは「売電行為」といって、ちゃんと認められているのです。
分かり易く言うと、大家さんが電気を仕入れて、入居者さんに売るって感じです。
僕の会社も何棟かのビルの電気の計算をしてるのですが、
計算方法は全物件バラバラです。
うちの会社で計算方法を決めた物件は一つも無く、建築当初に大家さんが決めた計算方法に従って計算してます。
例えばビル1棟分の全部の電気料金を、各テナントの使用量に応じて按分したり、
基本料金を設定して、キロワット単価も最初から固定で決めてたり、
共用部分の電気料金は共益費に含むことになってたりと様々です。
うちの会社は、事務の有能なスタッフが、僕の指示に合わせて各ビルに対応したエクセルを作ってくれているので、あとは検針値を入力すれば自動で計算してくれるシステムになっているので大変楽チンです。中村さん、本当にありがとう^^
で、うちの大家さんには居ませんが、同じビルに大家さんの事務所や住居などが入っている場合などは、中には自分の部屋の電気代を他の入居者さんからもらう電気代で賄ったり、儲けたりしてる場合も有るとか、無いとか・・。(噂です)
結果から言うと、どのビルも家庭の電気代よりは割高なイメージがありますね。
ただ、大家さんも電気代で儲けようとしている人は少ない気がするので、気になる方は大家さんか管理会社に計算根拠を開示してもらうと良いと思います。
いくら売電行為が許されているとはいえ、食材やガソリンのようにユーザーが購入先を自由に選ぶ事が出来ない経費なので、事務所や店舗を借りようとする方は、申し込み段階でキチンと聞いておくのも大切です。
せっかく適正な家賃の事務所を見つけたと思ったら、電気代がバカ高いなんて事もあるかもしれませんよ。
今年も残すところあと2ヶ月!
このままじゃ赤字のピンチ!!
たのむぜ、相棒!
もしくは宝くじ。
3連休はバイクに乗れるといいなぁ・・・。