不動産 チャリンコ社長の珍遊記

池袋東口にあります、「池袋で一番良心的な不動産屋」を目指し、
自負している株式会社バイオンマネジメントの社長 竹内のブログです。
不動産のこと(タブーなことも)、身の回りに起きたことを書いていきたいと思っています。

2016年11月

今年も残すところあと1ヶ月となりました。



 



12月が決算月の僕の会社の業績はというと、タイトル通りの状況でヤンス。



 



黒字対策なんてものの必要が無いのは言うまでも無く、



非常にビミョーな状態でございます。



 



ま、融資を受ける訳でも、家を買う訳でもないので、



 



“赤字がなんぼのもんじゃーい!!!”



 



という気持ちも無くはないのですが・・・。



 



そもそも赤字だと何がいけないのかも良く分かっておりません。



 



生きていられたので、“よくできました”としか思って無いっす。



 



しかし、僕も経営者として君臨している以上、黒字でありたい!!



 



このブログを見ている同業者の人達はさぞ喜んでいるでしょう。



 



はっきり言って、“我が社は今年は業績も良く、躍進しました”なんてブログ、面白くもなんとも無いですからね。



書く奴の気がしれません。



 



面白く無いブログなんて見る奴いまんのかいな?アホちゃう?



 



(俺も書きたい・・・・。大躍進のブログ・・・・。)



 



心の声が漏れてしまった所で、本日はおしまいとさせて頂きます。



 



今日のひとこと:『ノーマネーでフィニッシュです』



おはズボッ!



 



不動産業界の最下層に位置する我が社は今日も穏やかな時が流れております。



 



特に大きなトラブルも無く、飛び上がる程の売り上げも無く、明るい未来も無い。



無い無いづくしの48(しじゅうはち)歳でございます。



 



私生活は遊び呆けておりますので、それなりに楽しいのですが、ここで書くような内容では無いので、ネタが有りません。



 



 



というわけで、“ザーメン、つけめん、僕イクメン”



でおなじみの池袋随一の傾奇者、「前田慶次の子育て御免状」のコーナーです。



 



うちの息子達は「反抗期」という大切な過程を経ずして成人してしまった訳ですが、



果たしてそれが良いのか、悪いのかは僕には分かりません。



僕にとっては「反抗期」なんて楽しくないので、「良い」としか思えませんが・・。



 



そもそも両親が離婚して複雑な家庭環境に育った子供達。



運動会の観覧席は“ママ&ママの彼氏&パパ&パパの彼女&パパの彼女の娘”というカオスな状況だった事もあるくらいです。



 



親に反抗しまくってもおかしくないこの状況。



 



ではなぜ反抗せずに、悟りを開いた和尚のように育つことができたのでしょうか。



 



まず、一つは母親の恐怖支配。



『絶対神』『怒りのホーエンハイム』と子供達自らが名付けるほど、幼い時から権力を振りかざしていたため、“反抗しても無駄だな”という悟りを開くに至った様です。



 



そして二つ目はスーダラな父親。



毎週末は僕の家で過ごしていた子供達は、いつも笑っているスーダラな僕と、ひたすら遊ぶだけの時間を過ごしてました。



当然、怒られる理由なんてありません。



3人で相談してご飯を決めて、遊ぶ事を決めて、疲れたら寄り添って寝る。



 



僕が子供達に怒る事は「3つの約束」を破った時だけです。



いつもお風呂で言い聞かせてきました。



 




  1. 弱い者いじめをしない

  2. 女の子には優しくする

  3. パパに嘘をつかない

     





1と2は似たような事ですね。



男としてカッコ悪い事はするんじゃねー!って事です。



3のポイントは“パパに”って所です。



嘘は付いても良いのです。



だってみんな嘘つくでしょ?世の中なんて嘘だらけでしょ。



 



生きて行く上で、一つも嘘を付かないでクリアできる人生なんて無いでしょ?



 



だから嘘をついても仕方ないのです。



 



でも、俺に嘘は絶対についちゃダメです。



 



なぜか?



 



僕は全人類で一番最後まで、子供達の味方でいる存在だからです。



先生が「君達、嘘をついているだろ」と言っても



警察が「正直に白状しなさい」と脅してきても



裁判官が「君達は有罪です」と判決を述べても



それでも子供達が「僕達は嘘をついて無い!」と言った時に、僕は相手が先生だろうが警察だろうが裁判官だろうが、全力で「うちの息子は絶対に嘘をついて無い!!」って戦う存在だからです。



 



だから、もし子供達が僕に嘘をついていたら、子供達自身が誰よりも傷つく事になってしまうのです。



逆にもし、子供達の言う事を僕が信じてあげなければ、それが正しかった時に、なによりも子供達を傷つけてしまう事になってしまうのです。



 



その3つ以外の事では僕は怒りません。



 



 



いつもフザけて笑っているだけの関係なので、反抗するも何もありません。



 



「○○をしちゃだめ!」とか「ちゃんと○○しなさい!」とか言わないので、反抗のしようがありません。



 



でも、小さい頃は3つの約束を破ったことも無いので、怒ったことは無かったのですが、長男が高校生の時に一時期不登校になった時期に店で勉強を教えている時にやる気の無い態度を見せた時と、大学2年の時にバイトもせず、家の事もせずに小遣いをもらい携帯代を払わせている態度にブチ切れて激怒した事はありましたね。



 



僕は教育評論家じゃ無いので、何が正しくて、何が間違っているかなんて分からないけど、なんとなく、これで良かったんじゃないかなって思ってます。



 



自分の子供じゃ無くても、子供達の目に映る世界が、笑顔に溢れてる世界であって欲しいです。



みんながうつむいてスマホを覗いている世界は不気味です。



せめて子供の前くらいは、笑顔で子供の方を見ていて欲しい。



 



 



下品極まりない書き出しで始まった今日のブログの締めとは思えない着地ですね。



 



どちらも本当の僕、池袋随一の傾奇者、前田慶次にて候。 おしまい。



みなさんお住まいの賃貸マンション・アパートの疑問に答える「雲のジュウザのお悩み相談室“ズバリ言うわよ”」のコーナーです。



 



今回は水道からポタポタと水がこぼれてしまった場合、どうすりゃいいのか?です。



いわゆるパッキンの劣化です。



 



これ、グレーゾーンですね。



 



都内で部屋を借りている人は「賃貸住宅紛争防止条例(東京ルール)」の中の特約に“電球・パッキン・電池の交換は借主が行う”と書かれている事も多いかと思います。(借主が“行ってもよい”の場合もありますし、書かれて無い場合もあります。)



「消耗品」という扱いらしいですね。



そうなると、まぁこりゃ借主がやらにゃいかんのか・・・。



ま、アタイが消耗したなら仕方無いわね・・・。って気もします。



 



ん?じゃ、入居前に全部交換してくれてるの?という疑問が生じます。



 



ま、ほとんどの場合は交換なんてしてません。はい。



 



じゃ、前の入居者が消耗した分もアタイの負担なの?って事になりますよね?



 



電球や電池ならいざ知らず。



パッキン交換なんてアタイやったこと無いわ!



彼も肝心な時は役に立たないし!もう!!



 



てなわけで、業者に頼むと3,000円~5,000円くらいは取られちゃうっつー訳です。



 



大手の管理会社さんが管理している物件などは「借主ノ負担ニナリマス」とロボットのように対応してくる会社もあるようですが、僕らのような街場の不動産屋が個人の大家さん側の担当をしているような物件は、ほとんど大家さんの負担でやってもらえる場合が多いです。



 



ただ、入居中の工事なので、業者さんとの日程調整が面倒で、知らない業者さんに室内に入られ、知らないオジサンの靴下が貴女の部屋のフローリングにジットリと足跡を残し、直してもらうことになります。



ちょっと面倒臭いですし、女性の独り暮らしなんかは嫌ですよね、ジットリは・・・。



 



なので、本当は自分で交換出来るのがベストです。



ちょっとした工具さえ在れば、材料代は数十円程度ですし。



 



僕の会社にもたまに、入居者さんから水漏れの連絡が来ます。



 



そうすると僕はまず、工具を持って現地を見に行きます。



(知らないオジサンが来るより、知ってるオジサンの方がまだマシでしょ^^)



 



で、パッキン程度なら僕が交換しちゃいます。



もっとやっかいな原因なら、すぐに業者の手配をして対応してもらいます。



 



というやり方をしてます。



当然無料です。そんなもん。



 



賃貸不動産の管理っぽいことを長くやっていると、入居者さん側に原因が在る場合もあれば、大家さん側に原因が在る場合もあります。



契約書の内容がどうのって事より、結局は人間関係の方が大事なのです。



その時に、間に入る不動産業者としては、普段から「ありがとう」と言って貰えるような仕事をしていないと、ちょっとしたトラブルでも面倒な大ごとになりかねません。



 



だから、どっちに原因があっても、その相手方から「いつもバイオンさんには良くしてもらってるから」と言ってもらえれば、すんなり着地させられるのです。



 



それが普段からロクに動いてもくれない様な管理会社だと、「お前、この前何もやってくれないで『借主ノ負担ニナリマス』とか言ってたくせにフザケるんじゃねーぞ!」ってなるかもしれないでしょ。



 



僕が自分で会社を始めて痛感したのは



“金にならない事を一生懸命やると、後の仕事がスムーズになって、お金になる。”



って事です。



 



それに、“何でも出来て凄いわねー”的な目で見られるの気持ち良いです。キラッ!



 



 



というわけで今回のお悩み



「水道からポタポタと水がこぼれてしまった場合、どうすりゃいいの?」



 



 



いい、ズバリ言うわよ。



 



 



 



 



 



『アタシに言いなさい』



 



 



おしまい。また来週^^v



真面目なブログです。



 



たぶん面白くないでしょう。



でも為になるので、ぜひ読んでみて下さい。



 



さて、まずはタイトルにある「立ち退き」ですが、最近多いのは建物の老朽化に伴う建て替えの際の「立ち退き」です。



 



当然、建て替える訳ですから、今住んでいる方には出て行ってもらわないと建て替えが出来ませんよね。



まあ、大家さんの都合と言えば都合です。



で、契約書を見ると、“大家さんからも6ヶ月前に言えば賃貸借契約の解約は可能”と書いてあります。



ならば、「6ヶ月後には出て行って下さいね」と言われたら「はい分かりました」と出て行かなければいけないのか。・・・というと、そうでは無いのです。



 



それじゃ、あまりにも入居者さんに不利益でしょ。



 



っつーことで、よく見ると“正当事由を以て6ヶ月前までに”という文言になってます。



 



“正当事由”とは何ぞや?



 



一見、マンションの建て替えは正当な事由っぽいですよね?



 



ところが、これが裁判となるとそう簡単じゃ無いんス、コレ。



 



分かり易く言うなら「立ち退き料」的なお金ちゃんを“建て替えるから出て行って”という天秤の皿に積んで、“じゃあ出て行きます”という相手側の天秤の皿と吊り合わせなければ認められないのです。



これが、実際の「正当事由」って考え方なのです。



勉強になるでしょ。



 



では、相場は?という事になるのですが、



結論から言うとケースバイケース。



居住用と事業用ではもちろん違うし、次の引っ越し先が見つかりやすいか見つかり難いかでも変わって来ます。



それまでの人間関係や滞納やクレーム、契約違反の有無なんかも左右します。



大家さんが剛腕をふるってゼロで追い出すケースから、何百万も支払うケースまで様々です。



 



ただ、基本的には入居者は弱者という扱いなので、交渉は大家さんに分が悪いです。



 



「嫌だ!!絶対に出て行かない!!」とゴネられて困るのは大家さんの方ですから。



 



入居者さんには『居住権』がありますからね・・。



 



さて、このやっかいな「立ち退き交渉」



 



これは本来、弁護士さんの仕事です。



 



我々不動産業者が報酬を貰う目的で、これをやるのは「非弁行為」といって違法行為に当たるのです。



意外でしょ?



 



大家さんからすると、不動産のことだし、入居者さんとも付き合いのある不動産屋さんに間に入ってもらって、穏便にまとめてもらいたいのでしょうが、ダメなのです。



 



それを、会ったこともない弁護士さんに高い報酬を払って、入居者さんにも身構えられて交渉をしなきゃいけないのです。



 



お世話になった大家さんに、そんな不義理な真似をする訳にはいかないので、実際は、かなりサポートしてあげるんですけどね。



 



感覚的には、住居で今の賃料の610ヶ月分、



事務所だと10ヶ月分~24ヶ月分くらいが、気持ちよく出て行ってもらえる金額でしょうかね・・・。



 



これは、あくまでも「普通借家契約」の話で、元々決められた期間で契約が終了する「定期借家契約」の場合は、入居者さんは契約終了時までに出て行かなきゃいけませんよ。



 



なので、お部屋を借りる人は「定期借家」には少し気をつけて下さい。



 



建て替えの計画がある大家さんは、早めに「定期借家」契約に切り替えておくべきですね。



 



矛盾している様ですが、立場が変われば正しい選択も変わるのです。



 



ちなみに、「普通借家」を途中で「定期借家」に変えたいと言われた時は、こういう事が想定されているので、断るか大幅な賃料の減額をしてもらいましょう。



 



僕は、大家さんにもそういう提案をします。



 



この手の話は長くなりすぎるので、ここらで一時閉幕。



 



では、また来週^^



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