不動産 チャリンコ社長の珍遊記

池袋東口にあります、「池袋で一番良心的な不動産屋」を目指し、
自負している株式会社バイオンマネジメントの社長 竹内のブログです。
不動産のこと(タブーなことも)、身の回りに起きたことを書いていきたいと思っています。

2016年05月

今はもう立派に成人した次男(ジロス)がまだ小学生だった頃の話です。
 
※僕と長男の間では、虎次郎(コジロウ)→ジロウ→ジロスと呼び方が変化して呼んでいるので、このタイトルになりました。
 
ゲームを最短でクリアしようとするような、機転が利いて要領の良い長男とは逆に、ドン臭く地道にひたすらレベルアップを続けるタイプの次男坊。
それだけに、小さい頃からガッツはありました。
 
よく3人で少年漫画の「NARUTO(ナルト)」ごっこをして遊んでも、次男の決めた忍道は「諦めない」でした。
 
とにかく泣かない。
痛いくらいでは、そうそう泣かない。
 
小学3年生くらいの時に3人で自転車で川沿いをサイクリングしていて、砂利道の下り坂で派手に転んで、ヒザをがっつり擦りむいて血がいっぱい出ても泣かない。こらえる。
とりあえず川の水で洗う。
 
アスレチックで丸太に顔面を直撃して、唇を切って血まみれになっても泣かない。
そのあとのバーベキューもがっちり食べる。
 
大人でも泣いてしまう程のケガを耐える度に僕と長男は大爆笑&大絶賛です。
「コジロウ本当にすげえ!また勲章が増えたな!!」
 
誰もが最初から強い訳でも痛く無い訳でもありません。
僕はいつも二人に「男はガマン!」といって、泣くべきじゃ無いときに笑っている事を褒め称えてきたからかもしれません。
時には子供たちを叱るときもありましたが、その最中でも泣くことは許しません。
今は話を聞くときですから。
そして説教が終わり、子供たちが納得したら、「よし、もうこの話はおしまい!」といって二人を抱きしめます。そのとき初めて号泣して良いのです。
ひとしきり泣き終わったら、「じゃあ、あとはニコニコ顔だ!」と言って普段に戻らせます。
 
泣くべき時、泣いて良い時がどういう時かも伝えてきました。
感動の映画(主にドラえもん)を観た時や、嬉しかった時、そんな時に泣ける事を素敵な事だと伝えました。
 
早くに離婚をしてしまったせいで、子供たちには寂しい思いや悲しい思いもさせたと思います。
 
でもそのことで、僕はより一層
“父親になるためにどうすれば良いか。”
“子供たちに何を伝え、何を残すべきか。“
 
ということを彼らが小さいころからいつも考えてました。
 
別れた奥さんが再婚したときに、もう子供たちには会わないことにしようって決めた事もありました。
子供たちにとって大きすぎる僕の存在が、新しい父親と上手く行かない原因になってしまわないように。
何を犠牲にしても子供たちの笑顔だけは守りたい。
そう思って決意しました。
(結果、すぐに離婚したので、また会える事になったのですが・・。めでたし。)
 
こんなスーダラなオジサンになってしまった僕ですが、
きっと彼らはもっとイカした大人になるって信じてます。
 
 
ということで、人情派のバイオンマネジメントをこれからも宜しくお願い致します。
 
おしまい。
 

みなさんあまり経験は無いと思いますが、今住んでいるお部屋を出て行ってくれと言われたことってありますか?
 
家賃を滞納していたり、勝手にペットを飼ったり、許可なく他の入居者を住ませたり・・・・。
などという契約違反の場合を除いてです。
 
要は、大家さんの都合で「自分や息子が使いたいから」とか「建て替えるから」などといった理由で立ち退きをお願いされたりする場合です。
あまり無いですよね・・・。
今、上記2パターンの案件を抱えています。
 
みなさんが住んでいるお部屋の契約書をみると、だいたいはこう書かれているはずです。
“借主からの解約予告は1ヶ月以上前、貸主からの解約予告は6ヶ月以上前に通知する”
的な文章が。
 
当然、借主からの解約は1ヵ月前でOKです。
たとえ契約してから1ヶ月間しか住んでいなかったとしても問題ありません。
 
では、貸主からも6ヶ月前に「出ていってくれ」と言われたら出ていかなければならないのでしょうか?
 
そりゃ住んでる方からしたら、たまったもんじゃありません。
引っ越しする金だって無いかもしれません。
 
なので、貸主からの解約には「正当事由」というものが必要です。
文字で見ると、「ちゃんとした理由」が有れば良いみたいに思いますが、どれだけちゃんとした理由が有っても、それだけじゃ認められないのです。
入居者さんは「弱者」の扱いですから。
天秤は入居者の居住権の方に傾いてしまうのです。
その天秤を釣り合いの取れる所まで持っていくのは、そう「お金」です。
いわゆる「立退料」的なものを天秤に乗せていき、立ち退いてもらうに正当な所まで持っていくのです。
これが実務上の「正当事由」といった所です。
 
では、いくらくらい貰えば出て行っても良ですか?
 
当然、不動産の契約に必要な金額と引っ越し費用は出してもらわなければいけませんよね。
それと、引っ越し後1~2ヶ月分の家賃も出して欲しい。
敷金は当然全額戻してもらいたいですよね~。
 
ま、この辺が落としどころじゃないでしょうか。
 
なので、住居なら現賃料の6~8ヶ月分
事務所なら8~10ヶ月分
店舗なら・・・。これはケースバイケースですが、内装費用などを考えるとかなりな金額です。
 
さて、この交渉を誰がやるのかというと。
本来は大家さんと入居者さんです。
が、しかし、大家さん的には今までずっと契約やら更新やらをやってくれていた不動産屋さんに任せたいという場合が多いのです。
 
でも、厳密に言うと、報酬をもらう目的で不動産業者が立ち退き交渉を行ってはいけません。
これは弁護士さん(立退き金額が少額なら司法書士さんでも可)の仕事なのです。
 
実際のところ、他の不動産屋さんや管理会社さんがどうしているのかは知りません。
 
僕は、サービスでやってあげたりしてるんですけどね。
当然、トラブルに発展しそうなお客さんなら弁護士さんにお願いしてもらいますけど・・。
 
中にはウチで部屋探しをしてくれたりする人も居ますし。
立退き料をたくさん出せない大家さんのときは、仲介手数料無料で次の部屋を探してあげたりとかする場合もあり、タダ働きどころかマイナスなのですが、まぁこの努力もいつか花咲くこともあるだろうと思い頑張ります。
 
人情派の僕は裁判とか訴訟とか、そういう悲しい決着は嫌いです。
 
何のための仲介業者だ!っつー話です。
そんな時にこそ力になってやらにゃ、普段の恩義に報いられねーでしょ。
 
こんなことばっかりやってて、ウチも潰れなきゃいーけどねー^^;
 
 
はい、おしまい。

 



またまた胸を締め付けられるニュースです。



 



13歳の女の子が二人で手を繋いで電車に飛び込みました。



 



とても悲しい。



 



彼女達は「今」から逃げたのかな?



それとも「未来」から逃げたのかな?



どちらにせよ、死にたくなるような「今」を作って、生きたく無いと思わせる「未来」を想像させてしまった事は、僕を含めた大人達にも責任は有ると思うんだ。



 



彼女達の気持は彼女達にしか分からない。



 



でも、向かってくる電車に飛び込むなんて勇気は、方向は間違っているとしても並大抵の勇気じゃ無いと思う。



まだ13歳の女の子が(まだ13歳だからなのか)、電車に飛び込む恐怖よりも大きな絶望を抱いていたなんて悲しすぎる。



 



 



本当につらい。



僕にとっては今だけの悲しみかもしれないけど・・・。



残された家族はこれからずっと悲しみと莫大な損害賠償を背負うことになるかもしれない。



轢いてしまった運転手さんは一生その記憶から逃れられないだろうし。



 



大人の視点で見るとたくさんの人達の立場から想像してしまう。



 



 



この事とは直接の関係は無いけど、国はゆとり教育を見直すとも言っているらしい。



「ゆとり世代」と呼ばれている人達からは、



「俺たちだって選んでゆとり教育を受けてきたわけじゃない!大人達の責任だろ!」って思うかもしれない。



 



なら、「ごめんなさい。大人達が間違っていました。」と言えば気が済むのかい?



大人になってからも、そうやって誰かのせいにして生きていくのかい?



そんなくだらない生き方はやめようよ。って思う。



俺らだって言われ続けてきたよ。「最近の若いもんは、何考えてるんだ。」って。



 



もう、自分で選んでいいんだぜ。



 



 



竹原ピストルっていうシンガーもCMで歌ってる。



「よう、そこの若ぇの、俺の言う事を聞いてくれ。



 俺を含め誰の言う事も聞くなよ。」って。



 



アブラジョーという僕と同年代のバンドのライブを観て感じた。



超絶な演奏の上手さ。そして力の抜けた自然体な感じ。



「凄い!カッコイイ!刀って研ぎ続けたらこんな切れ味になるのか!」



そんな印象で、自然と体が動いて拳を上げていた。



笑顔で演奏してるけど、“俺らまだまだ若い奴らにゃ絶対に負けないぜ”みたいな姿勢も垣間見えて、生き様として本当にカッコよかった!



 



そういう大人達を少しでも見れて、触れる事ができたら、ひょっとしたら何か少しでも「今」や「未来」も“そんなに悪いもんじゃない”って思ってくれるのかもしれない。



 



 



だからお願いだよ、子供達よ。



どうか死なないで欲しい。



俺のまったく知らない子供でも構わないから、俺に「助けて」って言ってくれ。



必ず助けにいくから。



助けに行けるよう、俺も頑張るから。



 



きっと屋上や駅のホームからダイブするよりは、勇気無くても出来るから。



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