2014年の10月22日に掲載したブログのデジタルリマスター版です。
うそです。そんなことしてません。只の再放送です。
 
このブログに辿りついた人の中には「AD」という検索ワードで来た人も多いようなので、気になっている人が多いのかと思い、以前の珠玉のブログに加筆してお届け致します。
ではどうぞ!
 
 
不動産業者ならば誰もが知ってる、みんな大好き「AD」!!
「アシスタントディレクターの略」じゃ無いっす。
 
一般の方にはあまり知られていない業界用語の類ですね。
よく不動産業界の人がテレビに出たりしてますが、この話はあまりしたがりません。
そうです。お客さんには知って欲しく無い言葉なのです。
それで「ブス、ブス、美人の法則」なんてしょーもない話で「暴露」なんて調子に乗ってたりします。ほんとにしょーもない!
 
みなさんが不動産屋まで出向いて、不動産屋のパソコンや他社が作っている資料などで物件を探している時に、よく資料の下の方に書いてある「AD100」や「広告料100%」「B00」などという文字。
これはいわゆる「広告宣伝費」といって、
この物件で契約してくれたら大家さん又は大家さん側の不動産業者(元付け業者)から賃料の100%の手数料を支払いますよ。だから頑張ってこの物件をお客さんにプッシュして下さいね!
という事なのです。
 
そもそも少し前までの不動産の契約の流れとしては、

大家さんが不動産会社に募集を依頼する。
その不動産会社にお部屋探しに来たお客さんに、物件を紹介する。
契約(お客さんは不動産会社に1ヵ月分の手数料を支払う)
大家さんからその不動産会社に家賃の1ヶ月分を手数料として支払う。
というシンプルな流れが成り立っていたのですが、
(※双方から手数料を貰うのでこれを「両手契約」と呼びますが、厳密にいうと宅建業法違反で、本当は双方からなら半月分ずつしか貰ってはいけません。)
しかし時代の流れとともに、不動産会社も増え、大家さんとの直接の繋がりを持たない不動産会社が増え、来店したお客さんに合った物件を一緒に探す事を主に行う、いわゆる「客付け業者」(主に駅前の派手な不動産会社さん)が主流になってきました。
 
当然、元付け業者も直接ご来店されたお客さんの物件探しもやるのですが、このインターネット主体のご時世において、ネットへのお金のかけ方や来店数で客付け業者さんにかなう訳がありません。
 
なので、客付け業者さんがうちの大家さんの物件にお客さんを連れて来るのを待っているしか無いのです。
そこでその客付け業者さんへのアピールとして「AD100!!」と打ち出すのであります。
そうすると客付け業者さんは、お客さんからもらう1ヶ月分の仲介手数料の他にもう1ヶ月分もらえるのです!そう、両手契約!!
なので、本当はお客さんが別の物件を気に入ってたとしても、担当者は「いや、こっちの物件の方が絶対に良いですよ!!」などと言い(場合によっては気に入ってる物件は既に決まってしまったという事にして)AD付きの物件に誘導したり、AD付きの物件しか紹介しなかったりします。
(※何と業者間のサイトにはAD付きの物件しか検索しない機能まであるのです!!)
 
とはいえ、さっきも説明した通り、元付け業者も大家さんからは基本1ヶ月分しかもらえません。(※礼金がこれに充当される場合が多いです。)
ですから、元付け業者が客付け業者に1ヶ月分払ってしまうとタダ働きになってしまうのです。(ウチはそれでも50%は出してあげますが)かといって大家さんに負担を強いる訳にもいかず・・・。
でも、不動産業者が所有していたり、築浅のファンド系の物件などは比較的「AD100」で出している物件も多いので、客付け業者さんも激プッシュします!
 
長々と書いてきましたが、
要は不動産業者しだい!!
という事です。
僕なんかの場合は、「AD100」付いてるなら手数料値引きしてあげるよ^^
って考え方ですけど。
 
ただ一般の人がネットで物件を探しても「AD」付きかどうかは分かりません。
(客付け業者がお客さんに渡す資料は帯を自社の名前に変えた資料だし。)
もし分かったとしても、客付け業者のイチ営業マンごときに手数料の値引きの権限など無いという事。(むしろ歩合やノルマで必死です)
 
ところが僕ぐらいの傾奇者になると、帯替えするのが面倒くさいし、そのまま渡しちゃいます。
手数料も値引きし放題!
自社オーナーの物件に関しては、手数料か礼金かどちらかを無しにしてあげたり。
至れり尽くせり。
そりゃ儲からねえはずだぜ!!
 
というわけで、僕の所には紹介客がよく来ます。
でも儲からないので、ほどほどにして下さい。
楽しいから良いけどね。
 
 
ちなみに、なぜ「仲介手数料」ではなく「広告宣伝費」としてもらうかと言うと、前述した宅建業法上「契約時の報酬は仲介手数料は併せて1ヶ月分(プラス消費税)までしか取っちゃふダメよ~、以下略」という決まりがあるから、苦肉の策として「名目を変えて、広告宣伝費とかにしちゃえばいいんじゃね?」という力技を編み出した先人が居るようで、それが広まったものと思われます。
 
 
さて、どうでした?
かなり加筆修正を加えたデジタルリマスター版!
俺をテレビに出しやがれ!と言わんばかりの不動産屋のカラクリを暴露!!
汚れた業界にメスを入れるこのブログ!
下手すると自殺行為!!
それもまた一興!!
池袋の不動産業界一の傾奇者で候!
ではまた来週^^v