不動産 チャリンコ社長の珍遊記

池袋東口にあります、「池袋で一番良心的な不動産屋」を目指し、
自負している株式会社バイオンマネジメントの社長 竹内のブログです。
不動産のこと(タブーなことも)、身の回りに起きたことを書いていきたいと思っています。

2014年09月

大好評?のVSシリーズ!
現在進行形で繰り広げられている案件です。
 
事の発端は、5か月前に弊社の管理物件を契約してくれたお客さんからの解約の通知でした。
 
2年契約といえども、借主の都合でいつでも解約はできます。
但し事務所なので、予告期間は3ケ月間必要なので、その間に室内のものを撤去して、床と壁を張り替えて明け渡して下さいね。ってのがその契約で決められた約定でヤンス。
 
さてさて、まずこの入居者が問題です。
入居してから、事務所の電話番号が決まったら教えて下さいと何度お願いしても、なかなか教えてくれないので、尋ねてみると入り口前にはソーラーパネルのカタログが・・・。
 
しかし、まだ電話番号は決まっていないという・・・。
んな事あるの?
 
これ、実は池袋では良くある属性の人達なんですよね・・。
うちも何度かやられました。
 
いわゆる詐欺グループの手口で、手頃な事務所を借りては、そこでガンガン電話営業みたいな事をやって、34ヶ月でいなくなっちゃう。
 
今回は多分、名義だけを貸していた会社が借主なのでしょうか、こちらも入れるまで分かりませんでした。。。
(名義上の)借主に、原状回復工事の見積もりを取ってくれと言われて、オーナーの立ち会いのもと、室内に入ると、壁側に向かってびっしりと長テーブルと灰皿が配置してあり、中央のテーブルにはポーカー要のチップwww
Vシネマかwww
 
『ああああ、こりゃ完全にソッチ系だな・・・。』
まあ、とりあえず見積もりは取らなきゃと思い、内装屋さんに見積もりを取ってもらい、(名義上の)借主に送ると・・・。
 
後日、別の男から電話が。
 
「株式会社○○○○の○○だけど、ねえ、この原状回復の見積もりって何?
 ねえ、フザケてんの、これ?」
 
『いえ、フザケて無いですよ。契約書通りです。』
 
「は?なに?契約書?んなこと聞いてないんだけど?おかしいでしょ、これ?」
 
『あなたには説明してませんが、○○社長にはちゃんと契約時にご説明してご了承頂きましたけど。』
 
「だって4ヶ月だよ!全然汚れてないじゃん。」
 
『住居じゃないんで、経年劣化とか使用年数とか関係ないんですよね。』
 
「は?じゃあもし全く使って無かったら?」
 
『いや、使ってましたよねw。まったく入室もせず退去されたのなら貸主も交換しろとは言わないでしょうけどね。』
 
「じゃ、契約書に書いとけよ!」
 
『だから契約書に書いてありますってw』
 
「なんだよ、何かにつけて契約契約って!」
 
『世の中そんなものでしょ。見積もりの金額に不服があるなら同程度の内容でそちらで工事して頂いても全然かまわないですよ。』
 
「嫌だよ、そんなのうちの業者に見せたら、こんなの張り替える必要無いですね。って言われるよ。」
 
『それは貸主が判断する事ですね。』
 
・・・というようなやり取りを30分以上繰り広げ、とにかく荷物を全部出してから再度見に行くという事にしましたが。
まあ、そういうグレーな奴らに情けをかけてやる義理は無いっちゅー話です。
ここで、ゴネたら何とかなるって思われてしまうと、今後も迷惑をかけられるオーナーさんが増えてしまうことにもなりかねません。
 
それですんなり引き下がる相手とは思えませんが、まあどんな輩が出てこようが、契約上どこにも名前の出てきてない輩じゃ話になりません。
 
 
綺麗に出ていけば次もあるのに、未だに一昔前の詐欺まがいなことをやっている人達は先を見る目が無いんでしょうね・・・。
 
ま、あまり気分の良い仕事ではありませんが、当然矢面には立ちますよ。
 
 
変なやつ入れちゃった責任もあるしね^^;
 
ではまた来週

 

 
大丈夫です。
犯罪は犯しておりません。
 
条例にも触れてはおりません。
 
先週の日曜日に、川越にある川越女子高等学校(通称「川女」)の学園祭(「紫苑祭」)に行って来ました。
 
日頃、アマチュアバンドのライブを観に行っている関係で、何人か女子高生の知り合いも居りまして、Twitterもフォローし合っているので、日々の学園祭の準備の様子などもツイートしてくれて目にしていたので気になってました。
 
「なんか凄い気合い入ってるな・・・。この娘たち・・。」
そう思って毎日ちょっとした感動をしてまして、
ちょうど日曜日はヒマだったので、自転車のパンク修理を終わらせて、そのまま自転車で向かってみました。(約15km)
 
校門へ向かう道路に既に案内の生徒たちが立っており、駐輪場へ誘導してくれ、
みんな笑顔で「ご来校ありがとうございます!」と迎えてくれます。
 
ちょっと良い気分で、自転車を停め、手作りのゲートをくぐると、各部活やクラスで揃えたTシャツのコンテストや物販などが並んで凄い活気です!!
 
校舎に入る時も、なんと生徒が何人も並んで来場者の履物クローク係をしているじゃないですか!!
凄い!こんな準備まで生徒達自らやってるのか!!
 
もう既に感動して泣きそうになってる僕。
 
どこの教室も生徒達が考えた企画を行っているようで、長い行列が出来てました。
 
バンドのライブ会場やら、体育館で行われていた英語劇やら、みんな本当に全力で練習して、準備したのが伝わってくるものばかり。
 
なかなかの陽気で汗をかくほどの気温の中、各会場の入り口では、そんな暑さを和らげる為の手作りのうちわを配ってくれる生徒達がいて、来場者への気配りが半端じゃ無い。
そんな係の生徒達まで活き活きしてました。
 
 
果たして自分は高校生の時にこれ程までに一生懸命何かをやったことがあっただろうか?
いや、高校時代というより、人生においても、あんなに一つの事に打ち込んだ事が有るのだろうか?
 
3年前に長男が通う高校の学園祭に行ったときは、「まあ、こんな感じだよね」っていう印象だったのを覚えている。
自分たちが楽しむ事を目標にやっているような。
自分もそうだった。
そんなもんだと思っていた。
ちょっとスカシて、調子に乗って、劇もクラス企画も適当で、そんな自分がカッコいいとさえ思っていた。
 
あんなに来場するお客さんの為に全員が役割を決めて、ひとつの目標に向かえるなんて、社会人の営利団体でも簡単に出来るもんじゃないと思います。
 
 
きっと、時代のせいじゃ無いんだろう。
 
僕が考えた結論は、「女子」。
そう、女性って凄い!サボる事をカッコいいなんて思うのはきっと男だけ。
諸悪の根源。それは男なんじゃないか?
 
僕の会社も今の彼女達が経営をしたら、業績も顧客満足度も格段に上がるのでは無いだろうか?
いや、他の会社も、ひいてはこの国も、重要な仕事は全部女性がやれば、こんなクソみたいな国にならなかったのでは?
もうそれしか救う方法は無いのでは?そんな風に思ってしまう。
 
きっと川女のみんなが社会に出たときに、そのダメさ加減に憤るのかもしれない。
「なぜ、ベストを尽くさないのか(上田次郎著)」と。
 
大人たちから渡されたクソ重たいバトンに嫌気がさすかもしれない。
大人として「ごめんなさい」としか言いようが無い。
「頑張れ」なんて無責任すぎて口にしちゃいかんよね・・・。
 
 
後に聞いた話では、2日間で11,000人以上の来校者が訪れたらしい。
それを目標として頑張ってきた生徒達、先生達、みんな凄い!!
実行委員の生徒達は一年がかりで準備するそうです。泣けますよ。。。
 
また来年も素晴らしい学園祭になることでしょう!!
 
俺も頑張らなきゃ!!
 
ではまた来週^^v
 
 
 

 
さてさて、ローザ・パークスの怒涛の4DAYSライブも終わり、感動の余韻に浸っている僕ですが、その4日間の事をブログに書こうと思いましたが、さすがに会社のブログに書く内容じゃねーな・・・。と思い止めました。
 
そこで今日はVSシリーズ第2弾!
「VS賃料減額コンサルタント」 編です。
 
僕の会社はあまりたくさん管理物件を抱えているわけでは無いのですが、
先日たまたま2つの建物にほぼ同時に賃料を下げて欲しいとの交渉が入りました。
 
それ自体はさほど珍しい事では無いのですが、通常はそれまでやりとりしていた経営者さんや、担当者さんから直接連絡が来て相談に乗ることになります。
 
でも、先日のそれはちょっと違いました。
 
「もしもし、○○ビル1階の株式会社○○の新しい総務担当になりました○○と申します。
今度新しく総務の担当になりましたので、一度ご挨拶に伺わせて頂きたいのですが。」
 
『いやいや、結構ですよ。そんなご挨拶なんて。このお電話で十分ですよ。』
 
「いや、ぜひご挨拶させて下さい。」
 
『(なんだこいつ・・・。今まで誰も挨拶になんて来てないのに、怪しいな・・・。)
そうですか・・。分かりました。』
 
という流れで後日名刺用のシートで作った手作りの名刺を持って彼は来ました。
 
非常に胡散臭いですね・・・。
 
ま、無下には出来ないので、話を聞いてみるとやはり賃料交渉でした。
 
『しかし、そんな手作りの名刺1枚持ってこられても、あなたが本当に社員かどうかも分かりませんし、○○社長から直接お電話なりメールなり頂かないと私としても大家さんにお話しできないですね・・・。』
彼は分かりましたといい、事務所を後にしました。
 
時期を同じくして、別の物件も同様に担当者が替わったから・・といいその会社の経理部長と一緒に来店されました。
今まで窓口だった常務さんは来ずに、終始その新しい担当者が饒舌に話してました。
で、業績が不振な店舗なので家賃を下げて欲しいとの要望でした。
 
『私が決められる事では無いので、大家さんに相談してまた改めて会社の方に連絡致します。』
 
「あ、私出ている事が多いので、携帯に下さい。」
 
『じゃあ、この名刺にあるメールアドレスに回答しますね。』
 
「いや、携帯にお願いします・・。今名刺に書きますから。会社に立ち寄らない事もありますので。」
 
『それほど急を要する事じゃないですよね?・・・ま、分かりました。』
 
怪しいですね。
なぜ会社への電話や、メールで回答しちゃダメなんでしょうね。
もし、コンサルタントの類で、自分からその会社に賃料の減額交渉を売り込んだとしたら、
会社にも常駐してないし、ましてやメールなんかで回答されたら下がったか断られたか分からないですもんね。
下がったとしても、「下がらなかった」と言われてしまえばそれまでで、成功報酬も頂けないですもんね。
 
その辺りの経緯を大家さんに話して、大家さんと相談しました。
 
後日、その担当者の携帯から電話が来て
「先日の件、どうでした?」と・・・。
電話から聴こえる周りの騒音は完全に営業会社がテレアポしているような音。
事務所ならなぜ固定の電話からかけないのかな?
会社支給の携帯?名刺にも番号載せて無いのに?090の?
 
ということで、僕の回答は・・・・・
『無理ですね。』
 
「え?無理って・・・1円も?」
 
『はい。1円も。』
 
「それは大家さんがおっしゃったのですか?」
 
『はい。大家さんもビジネスですから、今の賃料で借りたいと言う方も居ると思いますので。スミマセンね、私の力が及ばずに。 あ、解約するかどうか常務に聞いてみましょうか?』
 
「いや、いいです。分かりました。」
 
それっきり電話も来ず、解約もしないようです。
最初に来た業者の方は、まだ回答してませんが、こちらも似たようなものでしょう。
大家さんからも突っぱねるよう言われております。
 
 
でも、借主さんが本気で相談をしてきたのなら、僕も出来る限りの事はやります。
確かに僕は人情派ではありますが、大家さんの利益を守るのも僕の仕事です。
経営が苦しいから家賃を下げてくれ。ってのは、気持ちは分かるが理屈は通りません。
そりゃあなたの経営手腕の問題でしょ?
支払いを待ってくれというなら待ってあげます。
明らかに相場より高いなら下げる交渉もします。
設備が故障したり不具合が生じたなら大家さんに直させます。
大家さんが筋の通らない理不尽な事を言うなら、大家さんともやり合います。
それで管理を外されようと、譲れないものは譲れない!
 
でもね、賃料交渉コンサルタントさんよ。
あんたらそれで減額分の何ヶ月分の報酬を貰うつもりか分からんが、それで人助けしたなんて思っちゃいけねーぜ!
俺らは走り回って親身になって対応して築き上げてきたんよ。
だから「全部竹内さんにお任せします。」って色んな大家さんに言って貰ってるんよ。
お前らが小手先のテクニックでチャチャ入れて良い話じゃねーんだよ!
 
とはいえ、みなさん、この御時勢です。
みなさんの住んでいるマンションなども、空室が出ていたら一度不動産サイトなどで調べてみて下さい。
 
長く住んでいる方などは特に今の家賃よりかなり安く出ている場合があります。
そんな時は、契約をした不動産屋か大家さんに相談してみて下さい。
下げてもらえる可能性も高いですよ。
 
というわけで、今回のVSシリーズは大した戦いにもならずショボイ結果でやんした。
 
また来週!!
 
 


先日契約して頂いたお客様を連れてきてくれた、ちょいと悪質な不動産業者のお話です。
 
あまり池袋では聞いた事の無い仲介会社だったのですが、
契約前におかしな事を言い出しまして・・・。
 
業者:「当社で申し込みをされたお客様には、みなさんに24時間緊急対応システムにご加入頂いているのですが、御社にお送りしてそちらで契約してもらっても良いですか?」
 
僕:『ん?何言ってんの?そんなのウチに関係ないでしょ。自分でやりなさい。』
 
業者:「あ・・・分かりました。」
 
この24時間緊急対応システムというのは、水漏れや鍵を失くした時などに一時受付をしてくれるだけのシステムで、修理費用や交換費用は別途必要なので、ウチの会社では余計な負担をお客さんにかけたく無いので導入してません。
ただの不動産会社の手数料稼ぎとしか思えないですから。
 
まあ、お客さんとそちらの不動産業者さんとの打ち合わせで加入する事になっていたのなら、別に構わないですけど、何かうさんくさい・・・。
 
 
で、いざ契約の時に(当然、その不動産業者は立ち会いに来ませんでした)
 
僕:『そういえば君、何か、24時間緊急対応システムに加入する事にしたの?』
 
お客さん:「いえ、知りません。ただ送られてきた請求書通りに払っただけです。」
 
僕:『どの請求書?』
 
お客さん:「これです。」
 
僕:『仲介手数料半額○○○○○円、24時間緊急対応システム○○○○○円、消毒代○○○○○円、・・・ん?消毒代??なにこれ?』
 
以前のブログにも書きましたが、たまに不動産屋が利益を乗せようとして契約時に消毒代だの、消火器代だの、事務手数料だの乗せる場合が有りますが、それは大家さん側の不動産業者しかやれない事で、まさかお客さん側の不動産業者がやるとは思ってもいませんでした。(ちなみにウチは大家側でも絶対にやりません)
 
 
僕:『消毒なんてしてないよ。その業者に鍵も貸して無いし。勝手に入ってやったとしたら不法侵入だしね。』
 
お客さん:「え?まじっすか?じゃ詐欺じゃないですか?」
 
僕:『まあ、詐欺と言えば詐欺だよね。何のサービスも提供してないのにお金取るんだからね。でも仲介手数料は半額だから、1カ月取られるよりは多少安いよね。・・・うーむ、向こうの不動産業者にお金返してって言ったら?向こうだってこんなのバレたら業務停止の可能性だって有るかもしれないし。』
 
お客さん:「そうですね」
 
お客さんは20代前半の男の子で、今回が初めての一人暮らし。
そりゃ何も分かりませんよ。
いくらなんでもヒド過ぎでしょ。
だんだん腹が立ってきて、僕は『俺が電話してあげようか?』と契約中にその業者に電話
しました。
 
僕:『家○-○ェ○○さんですか?○○さん居ますか?』
 
業者:「○○は休みですけど、どういったご用件ですか?」
 
僕:『私バイオンマネジメントの代表の竹内と申しますが、契約の件で確認したいので責任者と代わって頂けますか?』
 
責任者:「はい、どういった内容でしょう・・・。」
 
僕:『あなたの所の○○さんが、うちの物件の契約で勝手に消毒代とか取ってるみたいなんだけど、どういうことか説明してもらえる?』
 
責任者:「は・・はあ、それは○○じゃないと分からないので・・・。」
 
僕:『ぁあ?そもそもあんたら客付けがお客さんからの依頼も無しに勝手にやって良い事じゃ無いでしょうが!やってもいないサービスで金取るなんて、いくらなんでもヒド過ぎるでしょ!消毒代は今、うちからこのお客さんに返金するから、あんたの所にうちから支払ってあげる予定の手数料から差し引くからね。』
 
責任者:「は、はい・・・。・・・スミマセン。」
 
僕:『あと、○○さんに、休み明け必ず僕宛に電話よこすように伝えて下さい。』
 
 
という事でうちの会社からお客さんに消毒代金を返金し、休み明けに担当者から電話が来て、軽くお説教をしておきました。
本人も確信犯だったので、素直に認めて謝ってましたが、本当に止めてほしい。
 
こんなんだから、いつまでたっても不動産業者に悪いイメージを持たれてしまいます。
 
 
でも、全ての業者が誠実になったらうちの会社の良さが引き立たないので、会社としては困りますけどね・・・^^;
 
 
みなさんも不動産屋選びにはくれぐれもご注意ください。
 
ではまた来週^^v
 

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