さてさて引越しシーズンも佳境を迎える今日この頃、良い部屋は見つかりましたか?

正直な所、今年の3月中に入居できるような物件に、「良い物件」なんてほとんど無い気がします。

良いか悪いかは人それぞれとはいえ、この空室不足の中、まだ決まっていない物件はほぼ間違いなく不人気物件でしょうね。

 

昨今、街中では外国人の学生や労働者の姿をよく見かけます。

 

みんなどこに住んでいるのでしょうか?

 

うちの会社に、外国系の不動産会社からかなりの数の物件確認電話が来ます。

「コチラノ物件、外国籍のご入居はダイジョウブデスカ?」

 

実際の所、うちの大家さん達のマンションの中でも、外国籍入居可能な物件はあまり多くないです。

ただ、一度も外国籍の方を入居させた事が無い大家さんはほとんどいません。

 

ということは・・・、そうです。何かしらの苦い経験から外国籍NGになってしまったのです。

 

ゴミをちゃんと分けて出さないとか、知らないうちに入居者が増えているとか、廊下で大きな声で電話をしているとか、キッチン周りが尋常じゃない程に油まみれになったとか・・。

ま、実はこれらの事は日本人でも同じ事が起こってるのですが、それをやったのがたまたま外国人だったというだけで、以降外国籍の入居はお断りします。といったケースもあります。

 

僕の経験上ですが、家賃の支払いなどは、むしろ外国の人(特に中国人)は優等生です。

保証人が居ない場合が多いので、だいたい保証会社に加入してもらうのですが、ほとんど代位弁済を使った記憶がありません。

滞納してるのはいつも日本人です。

 

それでも、前述の理由で入居をお断りする大家さんも多いし、文化の違いや意思の疎通の難しさを理由に、我々不動産業者も積極的には推しません。

 

だがしかし、それを『外国籍なのでお断り』と言ってしまうと人権問題にもなります。

過去には訴えられて、大家さんが慰謝料を支払ったケースもあるそうです。

 

でもですよ、それは言えないからといって、「どうぞご内見下さい。」「お申し込みください。」

と言って、結果「お断りされました。理由はお伝え出来ません。」となるよりは、

最初から「こちらの物件は、外国籍の方のご入居お断りされちゃうんですよ。」と言ってくれた方が良くないですか?

 

なので、我々業者間では当たり前のように事前に伝えてます。

 

今、日本に住んでいる外国籍の方は、大家さんから好かれるような使い方を心掛けて下さい。

うちの管理物件に長く住んでいる外国籍の方から部屋探しを依頼されたら、僕は自信を持って「うちの管理物件に長く住んでくれていた外国籍の方で、すごくしっかりした方なので、ご紹介させて下さい。」と言いますよ。

 

大手管理会社さんの物件じゃ無ければ、義理人情が通じる世界ですからね。

 

ではまた来週^^