引っ越しシーズン真っ只中!!
当然、申し込みラッシュで客付けも元付けもてんてこ舞い。
そんな中、元付け仲介会社としての苦労の一つが
“入居直後の設備不良”
例えば引っ越し後に「水を出したらハンドルの根元から水が出て来る」とか、「洗面台の下からポタポタと水が漏れる」とか、「エアコンが効かない」とか、「建具の調子が悪い」などなど・・。
例をあげるとキリが無い位です。
僕も、うちの管理物件ならば前の入居者さんも知ってるし、退去後のリフォーム工事にも立ち会っているので、だいたいの事は分かるのですが、
一般媒介の大家さんの物件で、他の元付け業者さんが前回仲介した物件なんかだと、前の入居者さんやリフォーム状況などが分からないので、細かい見落としがあったりします。
今回はとある区分所有マンションの一室の話。
無事契約が終わり、契約開始よりだいぶ早くにお客さんに鍵を渡して、
『事前に簡易的なチェックはしてありますが、入居前にチェックしてみて下さい』と伝えて、無事終了。・・・かと思いきや、入居者さんから電話が来て、
建具は調子悪いわ、キッチンの棚もネジが無かったり扉の開閉がおかしかったり、
洗面台の下の排水管から水が染み出てきたり、洗濯機置き場の排水管のジョイント部分に穴が開いてたり・・・。
なんたるちーあ!!
入居前にも気付いた所があったので、結構直したつもりだったのですが・・・。
入居者さんには本当に申し訳ないです。
簡単なものはパーツを注文して、僕が交換しに行ったのですが、無理なものは業者さんに頼んで直してもらいました。
幸い、良い大家さんの物件だったので、大きなクレームには至らなかったのですが、
僕は何度も足を運んで修理して、業者の手配もして大変でした。
本来は「管理会社」がやる仕事で、「仲介会社」がここまでやる必要は無いかもしれませんが、
自主管理している大家さんから「お願いします」と言われたら、そりゃやりますよ。
それで「貸主」「仲介会社」「借主」の関係が良好に保たれるなら、うちにもメリットは有りますからね。
こういう地道な作業を積み重ねていかなきゃ、30年後にはコンピューターに取って代わられちゃいますし。
それ以前に、他の不動産会社に取って代わられちゃいますね。
“信頼”と“便利さ”でしぶとく生き延びてやるぜ!
という事で、今一番欲しいものは「作業着と電動ドリル」です。
ではまた来週。
この時期必見!業界騒然の過去ブログはこちら!
・2013年11月6日のブログ「更新料の話」
http://blog.bionmg.daa.jp/?day=20131106
・2014年2月19日のブログ「解約予告期間って何?」
http://blog.bionmg.daa.jp/?day=20140219
・2014年4月9日のブログ「保証会社って何?」
http://blog.bionmg.daa.jp/?day=20140409
・2014年9月3日のブログ「VS悪徳業者の巻」
http://blog.bionmg.daa.jp/?day=20140903
・2015年1月14日のブログ「退去時のクリーニング費用は誰が払うの?(再放送)」
http://blog.bionmg.daa.jp/?day=20150114
・2015年1月21日のブログ「オトリ物件にご用心(リメイク盤)」
http://blog.bionmg.daa.jp/?day=20150121
・2015年2月18日のブログ「鍵の交換費は誰が払うの?」
http://blog.bionmg.daa.jp/?day=20150218
・2015年10月21日のブログ「敷金の返還~クソみたいな不動産屋に捧げる僕のジャッジ」
http://blog.bionmg.daa.jp/?month=201510
・2016年2月3日のブログ「ADって何?(デジタルリマスター版)」
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・2016年8月31日のブログ「都市ガスとプロパンガス」
http://blog.bionmg.daa.jp/?month=201608
・2016年9月28日のブログ「部屋や事務所を借りるときの交渉術」
http://blog.bionmg.daa.jp/?day=20160928
・2016年11月2日のブログ「立ち退きと定期借家」
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・2017年2月1日のブログ「ゲスな不動産業者の見極め方」
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